塗料は塗り替えのキーポイント。
機能特性、コスト特製をポイントに最適な塗料をご提案します。
外壁塗料の種類と性能
塗料(樹脂)の種類 | 荷姿 | 耐用年数の目安 | 特徴 |
フッ素 |
2液 |
15~20年 |
超耐候性 |
アクリルシリコン |
2液 |
12~15年 |
超耐候性 |
ウレタン |
2液 |
9~12年 |
耐候性が強い |
シリコン |
1液 |
8~12年 |
扱い易い |
ウレタン |
1液 |
7~10年 |
扱い易い |
アクリル |
1液 |
6~8年 |
扱い易い |
※上記の耐用年数はあくまで目安となります。ご使用の環境等により、耐用年数は変化します。
フッ素樹脂系塗料
特徴
- フッ素に由来するきわめて優れた耐候性により、塗り立ての美しさを長期間保ちます。
- 強靭な塗膜と密着性により、”キズ”や”はがれ”から外壁を守ります。
- 豊富なカラーバリエーションからお好みの色をお選びいただけます。
長所・短所
- フッ素樹脂は、例えば鍋やフライパンにも加工がされており、卵や肉がフライパンにこびりつかず、耐熱性も耐久性も高い塗料です。
- 汚れに強いことから、高い評価を得て建築分野に普及しています。
- 古くなると雨筋に沿って黒い筋がついてしまう欠点があります。
- 金属の下地に塗布する場合は汚れが目立ちにくいですが、コンクリートの下地では汚れが多く色も濃くなります。
- 汚れのつきやすさ、つきにくさには、静電気が関与しています。フッ素樹脂は帯電しやすい性質があり、コンクリート下地では帯電はそのままですが、
金属下地の場合は金属に導電性があるので、アース硬化を発揮し汚れを吸着しにくくします。
したがって、最近のフッ素樹脂には帯電防止剤や導電性のある繊維などを混入し、帯電性を改善した新製品が作られています。
シリコン変性樹脂系塗料
特徴
- 素晴らしい光沢感、肉持ち感を持つ高級感のある仕上りになります。
- 優れた密着性があります。
- 厳しい自然環境にも耐える、高い耐久性があります。
ウレタン樹脂系塗料
特徴
- 耐候性・光沢保持性が非常に優れています。作業性がよく各種旧塗膜のリフティングを発生させずに塗り替えることができます。
- バランスのとれた性能でアクリルより耐久性が高い塗料です。
アクリル樹脂系塗料
特徴
- 安価で幅広く使われていますが外部用としては長期耐久性に不安があります。
インフルエンザウイルスの感染力を大幅に低下
自然派塗料(漆喰塗料)『アレスシックイ』関西ペイント販売㈱製
- 結露抑制機能
吸湿性と放湿性を有し、結露抑制に有効です。
シックハウス対策に有効
蟹から作る健康塗料
- 蟹の殻の中にはキチンという成分が大量に含まれており、このキチンを原料としたキトサンは抗菌性を持ち人体にも優しい事が分かり、研究により塗料化に成功しました。
- キトサンは香港で新型肺炎SARSが大流行したときに建物に噴霧や塗布して撃滅させた実績をもちます。
- キトサンはシックハウス症候群を未然に防ぐ対策としても役立っています。キトサンの塗料は、
過敏症症状を引き起こすホルムアルデヒドを吸着し、無害な物質に変換する特殊能力を持っているのです。
- キトサンは健康飲料に点差かされており、安全性に優れているので建材に使用しても人体を害したりはしません。
これまで廃棄されていた殻を自然にやさしい塗料として再利用すれば、循環型社会の形成にも役立つこととなります。
下地で決まる塗料の性能
塗料も化粧も下地が大事
- 品質のよい塗料を塗っても、塗料を塗る対象物の下地がしっかりとしていなければ、期待する性能は発揮できずに塗膜の剥がれなどを生じてしまい、無残な結果となってしまいます。
- 塗装は化粧と同じように、のりの良し悪しは下地の状態で決まる。のりが悪ければ、それなりに素地調整を施さなければなりません。
- 最後の仕上げに用いる塗料は1ランク下げても、素地調整をしっかり行ったほうが、機能性や美観、耐久性などすべての面で上回ることは間違いありません。
- 素地がしっかりとしていれば、安い化粧品を使っていても、きれいに仕上げることは、誰もが認めるところです。
仕上げ見本
ストーン
特徴
- 天然石のもつ重厚感と美しさを簡単に創り出せます。
- コーナー、アール部、円柱などへの施工が容易です。
- 美術館・音楽ホール等の個性的な建物の内外壁に最適です。
- 目地入り工法により、石張り調の趣を多彩に表現できます。
ジキトーン
特徴
- 陶磁器調の高級な材質間を持つ新しい意匠の塗材です。
- 付着性、耐候性、耐久性に優れています。
- 幅広い意匠の演出ができます。
ジョリパット
特徴
- ホルムアルデヒド対応
- 退色の少ない顔料を使用しています。色褪せが極めて少なく、いつまでも仕上がりの美しさを保ちます。
- 高度の防藻・防カビ作用により、繁殖を長期に渡って防ぎます。
- 硬くかつ柔らかく。この相反する2つの性能こそ、他の合成樹脂仕上げ材では考えられない耐久性を支えるジョリパットならではの2大特性です。
- 塗膜が水に馴染みやすいので、付着した汚れが雨水とともに流れる美観保持機能に優れています。
リシン
特徴
- 一番古くから安価な吹付け材として使用されてきました、カンスイ石、ケイシャなどの1~2mm程度の骨材を混和して吹き付けます。
- アクリルリシンは施工性の良さから主流です。
タイル
特徴
- アクリルエマルションをベースとした複層仕上塗材で、耐候性、耐アルカリ性、付着性、耐汚染性にすぐれ、最も実績のあるポピュラーな吹付タイルです。
- 作業性が良く、標準凸凹模様、ゆず肌小模様等変化に富んだ仕上げが可能で、目的に応じて上塗材を選択できます。
色や模様など、各種取り揃えております。詳しくはお問い合わせください。
また写真につき、実際の仕上がり色とは異なる場合があります。塗板見本での確認やご相談をおすすめいたします。
水をはじかず、物質の表面に水がなじむ状態(親水状態)を形成する技術と
光触媒の基本原理である分解技術とを総称してハイドロテクトと呼んでいます。
汚れを分解し、雨水で落とす「セルフクリーニング効果」と
活性酸素で空気中の汚染物質を分解・浄化する「空気浄化効果」をもった地球に優しいエコロジーな技術です。
この技術を応用した外装コート材が、TOTO ハイドロテクトカラーコート。
家を汚れから守り、カビや藻の発生をも抑え、また、排気ガス等の大気中の汚れを浄化する。
人にも、地球にも優しい技術です。
住まいを取り巻く様々な汚れも、ハイドロテクトカラーコートなら、太陽光が汚れを分解し、雨で洗い流すセルフクリーニング効果で、いつまでもキレイな外観を保ちます。
排気ガスや排煙の汚れ-「分解力」
外壁表面についてしまった排気ガスなどの汚れを分化し、汚れの付着力を弱めます。
チリやホコリの汚れ - 「帯電防止効果」
空気中の水分で塗膜表面に水膜をつくり静電気を防ぐのでチリやホコリ等の汚れの吸着を抑えます。
親水性
雨が降ると雨水が外壁表面に広がり、汚れの下に入り込むことで、汚れを浮かせて洗い流します。
車の排気ガス等から発生する窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)。
酸性雨や光化学スモッグの原因ともなるこれらの大気汚染物質をハイドロテクトの分解力で浄化。
建物周辺の空気までキレイにします。
至る所に存在するカビや藻。
外壁塗装面の有機成分等で繁殖し、建物の美観を損なううえ、劣化をももたらします。
ハイドロテクトの分解力は、カビや藻の繁殖を抑制する効果があります。
その他ご不明な点など、お気軽にご相談ください。